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「VoiceXAI」のテキスト化精度を向上させる「置き換え辞書」機能をリリース
〜AIによる文字起こしの課題を解決し、より正確で価値ある通話データ活用を実現〜

株式会社コムスクエア(本社:東京都中央区、代表取締役会長:上嶌 靖、以下 コムスクエア)は、AI通話要約サービス「VoiceXAI」のViewer機能において、AIによる通話内容のテキスト化精度を向上させる新機能「置き換え辞書」をリリースいたします。
本機能は標準機能として、「VoiceXAI」の全ユーザーに追加費用なしで提供されます。

VoiceX ai

「置き換え辞書」機能開発の背景

AIによる音声認識技術は進化を続けていますが、特有の言い回しや専門用語、あるいは「はいはいはい」といった相槌の連続 、「おだしょー」のような意図しない誤認識 など、現状の技術では完全に正確なテキスト化が難しいケースがありました。これらの不正確なテキストは、通話内容の分析や活用における障壁となっていました。

今回リリースする「置き換え辞書」機能は、こうした課題に対する一つの解決策(ワークアラウンド)として開発されました 。ユーザーが予め単語の置き換えルールを設定しておくことで、より正確でクリーンなテキストデータを自動で生成し、通話データの価値を最大化することを目的としています。

新機能「置き換え辞書」の主な特長

  1. テキストの自動置き換えと可視化
    通話録音ファイルがテキスト化される際に、辞書の設定に基づいて特定の単語を自動で置き換えます。置き換えられたテキストは簡易通話履歴の画面に反映され 、変更箇所はハイライトで表示されます 。また、置き換えが行われたテキストには、編集済みであることが分かるチップが表示されます 。

  2. 編集前のオリジナルテキストも確認可能
    データの正確性を担保するため、置き換え前のオリジナルテキストも保持しています。ユーザーは画面上のボタン一つで、いつでも編集前の状態を確認することができます。

  3. 柔軟な置き換えルール設定と事前テスト
    置き換えルールは、特定の単語を完全一致で指定するほか、正規表現を用いたより高度な設定も可能です 。さらに、作成したルールが意図通りに機能するかを、実際に適用する前にテストできる動作確認機能も備えています。

  4. テキスト解析の精度向上
    置き換えが行われたテキストは、テキスト解析にも使用されます。これにより、「テキスト解析:通話要約」などの精度が向上します。

AI通話要約サービス「VoiceXAI」について

「VoiceXAI」は、コムスクエアが提供するクラウドPBXサービス「VoiceX」とAIチャットサービス「ChatGPT」を組み合わせた通話データの要約・分析サービスです。 オペレーターの応対後処理業務(ACW)の時間を大幅に削減するだけでなく、応対品質の均一化やVOC(顧客の声)の分析・活用を促進します。

当社は今後も、お客様一人ひとりのニーズに寄り添い、AI技術をより身近に、より便利にご活用いただけるようなサービス開発と提供に努めてまいります。

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